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Rapha Women's Prestige Shimanami 雑感

EVENT

2017.06.21

なんと言っても、今回は船!
1本違う船に乗ると、大違いになる船がひとつある。
船に泣いたチームや、船で救われたチームがあった。

そんなハラハラドキドキの他にも、意表を突くのぼりのグラベル! おいしいハプニングのはっさく! 最後の最後でこれでもかと上る山頂!
そして見たこともない景色。橋から見る瀬戸内海。
周辺には島がたくさんあって、海の上でモコモコ浮いているのを、何度見てもぜんぜん飽きない。

港のそばを走ったり、上から海を眺めたりを何度も何度も繰り返しながら進む道に、足も時間も削られていくけど、橋を渡るのも楽しい、船に乗るのも楽しい。渡舟のおいちゃんも、食堂のおいちゃんも面白い。

海からの風がいつも心地よくて、暑さもほどほどで、梅雨入りしたとは思えない素晴らしい天気に恵まれた。
旅をともにしたメンバーにも恵まれた。
がんばりやさんでキツそうな顔をしないタフなますよちゃん、余裕の走りと周囲を和ます笑顔のあすかちゃん、いざという時に頼れる気心の知れたまり、途中から道中を共にした好奇心とガッツに溢れたおてんば娘のごっちゃん。
みんながいたから、なんだか「ひたすら楽しいー!」旅になりました!!

この先が四国だってって遠くを見たけど、今回は四国へは行かないルートだった。
水際のラインをなぞれば、一筆書きのように島々が浮かび上がる。
また必ずここへ戻ってきて、まだ行ってない島をたくさん探検して、今度は四国へも行きたい!

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やっぱり島が、船が好きだー!
と再認識したプレステージだった。

しまなみ自体が初めてだったので、サイクリストなら誰もが一度は走ってみたいという憧れの地で、いくつもの橋を越えて島をつなぐ、なんて素敵なんだと思ったら、プレステージは想像の上を行ってた。

スタートして数百メートルでいきなり渡船に乗船。
トータル6回の乗船、「各港を何時の船に乗るか」でかなり進捗が変わるということは、ルートが開示されてからすぐに意識していた。

重要なのは、4つ目のフェリー。次の船までの間隔が大きく開く時間帯があり、乗船時間が一番長い。
ここを希望の時間に乗れない場合、かなりペースを上げていかないと完走が難しいと予想。

その4つ目のフェリーまでは、島を6つめぐる。
下調べで知ったかわいいカフェとか、おいしいパンとか色々ある。
フェリーに3回乗り、橋を3つ渡る。景色もさぞ美しいことだろう。
しかし、寄り道している余裕はない。
なにせ、3つ目の島で出会う最初の峠には、ダムを通り過ぎたあたりから不自然な横道へとルートがひかれており、そこから少し迂回するように山頂へ向かってのぼっている。つまりそこは、未舗装路を意味しているのだ...。

未舗装路は今回ないだろうとたかをくくって、ほとんど練習にいれていなかった。
おそらく初めて「見たこともないような」未舗装路を走ったメンバーの2人は、もしかして心折れてしまわないだろうか...と心配になりながら、私は3人が森から出てくるのを待つ。

すぐに、上りならおまかせのあすかちゃんが登場。
爽やかな笑顔で「楽しいですねぇ〜〜♪」と出てきたのには驚いた!
つづいて、まりも「ひゃぁー」って言いながらニコニコ出てきて、あとに続くますよちゃんを心配する。
その後ほとんど遅れずますよちゃんも出てきた。
ちょっと疲れてる感じだけど、ビシっと「大丈夫です!」と、これまた頼もしい。

グラベルをクリアしたら、次は例のフェリーに間に合うように進むだけ。
少し安心したころに、道の途中で「ご自由にお取りください」のはっさくを発見。
ちょっと、こんなハプニングも楽しいんじゃない?と思って、はっさくをその場で食べる。

港のそばを走ったり、上から海を眺めたりを何度も何度も繰り返す。
そして...ドンピシャで乗りたかった時間のフェリーに間に合った!
船に乗り、安堵した私は「これでもう、完走は大丈夫!」と思った。思ったのだが、まだ早かった・・・。

急に余裕が生まれた私は、下調べしておいたランチができそうな店で食べれるかも知れないと考え、ちょうど折り返しの島で、お店で座ってお昼ごはんにすることにした。

やっぱり「おいしいは、うれしい」でしょ?
旅は厳しくても、ときどき嬉しいことがあると、その先も頑張れるし。
しかし、ちょーーーっと、ご飯が出てくるまで時間がかかっちゃったんだな、思ってたより。

だけど、残り距離と残り時間を見ても、ぎりぎり大丈夫そうな目算。
そして、特に急ぐことなく淡々と進んでいったのだが、繰り返すアップダウンにじわじわと削られていく。
体力も、時間も...。

「もうすぐ5時ですねー」というあすかさんの声に、ふと我にかえる。
5時は最後のチェックポイントの締切時刻だ。時計を見ると、4:47。
あと13分で、少し先のわりと長い橋を渡って、滑り込まねば!

そこからチェックポイントまでは、みんな最後のちからを振り絞るようにペダルを回す!
途中から道中を共にしていたごっちゃんと私は、言葉はかわさなかったが、とりあえず先に行ける2人でドアに足はさもう作戦で走る!

スタッフが手を振って迎えてくれてる!
これはもしや...もしや!
...4分間に合わず、撃沈。

時間的には大丈夫そうということで最後まで走ることを許され、最後の高見山へ上って、
そうそう、この夕日を見たくてわざとぎりぎりに到着したんだよね、とか言って。

完走といっていいのかどうか分からないけど、とりあえずチームとしては最後まで走りきれてよかった!

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